新・ちいさいひと第3巻に収録されているのは一時保護所がテーマです。
感情に任せて子供に手をあげてしまう母親と、お母さんが好きな子供が、お互いのために離ればなれに暮らさなければならなくなった。
母と子が正常な生活を取り戻すために、児童福祉司たちが取り組む課題とは。
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新・ちいさいひと:エピソード3(第3巻)の登場人物
宇垣志遠(うがきしおん・6歳)
宇垣夏美(うがきなつみ・志遠君の母親)
相川健太:児童福祉司
塚地誠:児童福祉司
大場聡子:児童委福祉司
藤井東児:青葉児相 副所長
長澤彩香:保育士
深津奈々:保健師
山下裕矢:一般職員
第1話 通報
夜間待機登板で児童相談所に残る塚地誠のもとに、虐待通告が届きます。
その連絡を横で見ていた相川健太は、帰り道の近くなので見てみることに。通告があった現場近くに行くと、頬に傷のある子供(志遠君)がうずくまって泣いている。
健太は部屋のポストに母親あてのメモを入れ、緊急の一時保護を行います。
翌日、児童相談時に母親がやってきて、息子を返してほしいと訴えます。
母親の話を聞いたうえで児童相談所で会議を行い、家庭に返すことになるのですが。。
第2話 違和感
志遠君を家庭に戻して一か月後、母親の夏美から児童相談所に「志遠君をぶって怪我をさせてしまった」と電話が入ります。
救急車で病院に運ばれた志遠君。傷は大したことなく、母親も反省している様子だったが、児童相談所に再入所となる。
その後、援助方針会議で「児童養護施設」に入ることになります。
ただ、児童相談所で暮らしている志遠君が母親をかばったり「家に帰りたい」と頻繁に訴えるようになることに、健太は違和感を覚えます。
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第3話 面影
健太が志遠君に感じた違和感。
その正体は「健太自身が虐待を受けて児童相談所に保護されていた姿と重なる」ことでした。
一時保護所での生活がいつまで続くのか不安
自分は親に捨てられたんじゃないかという不安
こういった不安から児童福祉司に逆らったり、親は良い人だと伝えて早く家に帰ろうとしていた、当時の自分にそっくりな志遠君にまっすぐに向き合っていく覚悟を決めます。
第4話 説明
志遠君に、これからは児童養護施設で暮らすことになることを説明しますが、志遠君は泣きながら反抗します。
しかし、健太や彩香の説得により児童養護施設へ行く事を受け入れます。
最終話 別れ
児童養護施設へ入所する日、母親の夏美が会いに来て志遠君に手紙を渡します。
思いの詰まった手紙。
母子がお互いに思いを寄せる中で、とっても辛い別れが待っていました。
この苦しみを乗り越えることが出来るのか!?
希望を持って。。
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