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ちいさいひと 青葉児童相談所物語 は、漫画・夾竹桃ジン、脚本・水野光博、小宮純一・取材 企画協力で作成され、2010年から「週刊少年サンデー」にて連載され、2012年に「週刊少年サンデーS」に移行して2013年まで連載されました。
青葉児童相談所の職員、児童福祉司、保育士たちが、様々な児童虐待に立ち向かっていく姿をリアルに描いた作品です。
ちいさいひと:主な登場人物
●新米の児童福祉司:相川健太
自分もかつて虐待を受けたてきたサバイバーで、虐待されている子供たちを助けるために児童福祉司になったアツい男。
●新米の保育士:長澤綾香
相川健太と同時に青葉児童相談所に配属され、一時保護所で保育士として働く心優しい女性。
●児童福祉司:塚地誠
青葉児童相談所で相川健太の先輩に当たる青年。
●青葉児相 副署長:藤井東児
かつて虐待されていた健太を救いだした過去を持つ、健太の恩人。
●ベテラン児童福祉司:大場聡子
健太の先輩に当たる豪快な肝っ玉母さん。
●青葉児相 署長:黒木
健太と同じ時期に着任した、青葉児相を取りまとめる女性所長。
- 単行本では第1巻~第6巻(完結)となっていて、ちいさいひと第1巻にエピソード1とエピソード2の前半が収録。
- 第2巻にエピソード2の後半と震災特別編の前半。
- 第3巻に震災特別編の後半。第4巻にエピソード4。
- 第5巻にエピソード5とエピソード6の前半。
- 第6巻にエピソード6の前半とエピソード7がそれぞれ収録されています。
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ちいさいひとの主人公たち
ちいさいひと全編を通して、主人公として登場するのが相川健太です。
健太は、子供の頃に母親から児童虐待(身体的虐待)を受けており、何かのキッカケで当時の苦痛をフラッシュバックしてしまう、強いトラウマを持っています。そんな健太を救ったのが、青葉児童相談所の副所長である藤井東児で、この人の影響で健太は児童福祉司になりました。
ちいさいひとは、児童福祉司になった健太が、様々な児童虐待から子供たちを救い、ケアしていくなかで、自分のトラウマを克服しようとする姿を描いています。
エピソード1~エピソード7のそれぞれに、虐待を受ける子供がいますので、エピソード単体でみればその子供たちが主人公と言えます。
エピソード1では、育児放棄・ネグレクトがテーマになっており、莉子(りこ)ちゃん(6歳)と、愛莉(あいり)ちゃん(2歳)が母親から虐待を受けます。
⇒ ちいさいひと:エピソード1 あらすじ&ネタバレ
エピソード2では、身体的虐待がテーマで、海斗君「かーくん(3歳)」優真君「ゆーくん(2歳)」が父親から虐待を受けます。
⇒ ちいさいひと:エピソード2 あらすじ&ネタバレ
エピソード3は、震災特別編となっていて、東日本大震災の際に、大島玲奈(母親)と息子の歩君の思いや、児童相談所職員の葛藤や覚悟などが描かれてています。
⇒ ちいさいひと:震災特別編 あらすじ&ネタバレ
エピソード4は、身体的虐待がテーマであり、「ちいさいひと」というタイトルの意味が分かる内容で、とても考えさせられます。
⇒ ちいさいひと:エピソード4 あらすじ&ネタバレ
エピソード5は、養育里親(里親委託)がテーマで、実の親から捨てられた梅田佑都くん(6歳)を中心に話が進みます。
⇒ ちいさいひと:エピソード5 あらすじ&ネタバレ
エピソード6は、家族の再統合がテーマになっていて、小さい時に虐待を受け、児童養護施設で育った前田大輔くん(中学2年生)とその母親の関係を再構築していく内容です。
⇒ ちいさいひと:エピソード6 あらすじ&ネタバレ
エピソード7は、性的虐待がテーマで、母親の再婚相手から性的な関係を迫られる、浜村桃香ちゃん(15歳)を救おうとする物語です。
⇒ ちいさいひと:エピソード7 あらすじ&ネタバレ
児童虐待の件数は1990年度から24年連続で増えていて、2014年は約8万9千件の児童虐待が報告されていて、虐待を受けた子供の内、6日に1人が死んでいるという調査結果もあります。
大きな社会問題ともなっている児童虐待の実態を描いた「ちいさいひと」
漫画で分かりやすく書かれています。生々しい描写もあるので、少し読むのが辛い部分もあるかもしれませんが、児童虐待の実態を知るために読んでみる価値はあると思いますよ。
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