ちいさいひとのシリーズの中でも、ものすごい反響の「施設内虐待編」
『施設内虐待編』は1990年代に、とある児童養護施設で起きた実際の事件を基に再構成されたそうです。当時の関係者に改めて取材を行った上で漫画化したというとても力の入った内容となっています。
児童養護施設「仁籠院」で暮らす3人の少女。少女たちは、施設内でも院長らの暴力に苦しんでいた。平穏な暮らしを取り戻すべく、勇気を振り絞って虐待を訴えた少女たちを待っていたのは…?
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新・ちいさいひと:エピソード4の登場人物
- 虹川聖(にじかわきよ:中学二年生)
- 花関巴絵(はなさきともえ:中学1年生)
- 花関陽太(はなせきひなた:小学6年生)
- 雪尾真宙(ゆきおまひろ:中学3年生)
- 黒浜勲(くろかわいさお:仁籠院(じんろういん) 院長)
- 黒浜晃宏(くろかわあきひろ:仁籠院 副院長)
- 豊田光子(とよだみつこ:仁籠院 主任保育士)
- 水原春奈(みずはらはるな:仁籠院 保育士)
- 相川健太:児童福祉司
- 塚地誠:児童福祉司
- 大場聡子:児童委福祉司
- 黒木悦子:青葉児相 所長
- 藤井東児:青葉児相 副所長
- 長澤彩香:保育士
- 山下裕矢:青葉児相 職員
新・ちいさいひと4巻【施設内虐待編】第1話:逃走
人通りのない夜の道を、中学2年生の虹川聖がバイクに乗った男に追われながら逃げています。
路地に入り込んだところで、偶然パトロール中の警察官に保護されることに。警察官に向かって「このままじゃ誰か…殺される…」と口走る虹川聖。
その後、警察官と一緒に自分が暮らしている児童養護施設「仁籠院」に戻ることになりますが、施設から逃げた罰として、院長の黒浜勲から竹刀を使った容赦ない体罰が加えられます。
連帯責任という名目で、施設の子ども達全員が廊下に正座させられ、院長に歯向かった花関陽太は縄で縛られた挙句、枝切りばさみで舌を切り落とされそうになるのです。。
新・ちいさいひと4巻【施設内虐待編】第2話:エスカレート
花関陽太に向けられた虐待に対して、虹川聖が「お前らやり過ぎだ…‼ゼッテー許さねえ‼」と叫ぶと、副院長の黒浜晃宏がバリカンを持ち出し、長かった虹川聖の髪の毛を刈り取ってしまいます。
仁籠院の保育士・水原春奈が児童たちに話し掛けるも、虹川聖は「黙れよ。お前みたいな大人、1ミリも信用してねーんだよ」とはねつけます。
施設での虐待を匿名掲示板に書き込んでストレス発散する花関巴絵。その夜、花関陽太が拾ってきた犬が死にんでしまいます。すると犬の死体と一緒に布団にぐるぐる巻きにされ、一緒に寝るよう命じられる。まさに地獄のような虐待が行われています。
新・ちいさいひと4巻【施設内虐待編】第3話:行動
施設内で暴力をはじめとする筆舌に尽くしがたい虐待をされる虹川聖(にじかわきよ)、花関巴絵(はなさきともえ)、雪尾真宙(ゆきおまひろ)の3人は、匿名掲示板でアドバイスされた、児童相談所と役所の児童福祉課に相談に行く事にします。
雪尾真宙は県庁の児童福祉課、虹川聖と花関巴絵は児童相談所に相にくのですが…
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新・ちいさいひと4巻【施設内虐待編】第4話:届いた思い
自分たちが虐待を受けた証拠である、体の痣を見せたり、これまでの虐待内容を切々と伝えると、県庁の児童福祉課では施設を訪問して調査を行ってくれることになります!
一方、虹川聖と花関巴絵が訪れた児童相談所には、仁籠院 院長・黒浜勲の息がかかっており、まともに取り合ってくれません。
さらに、調査を行ってくれるとなっていた県庁の児童福祉課も、大人たちの思惑で児童たちの訴えがうやむやにされてしまうのです。
届いたかに思えた思いも、大人たちの都合で簡単に無かったことにされる…
許されざる行為が行われていきます。
新・ちいさいひと4巻【施設内虐待編】第5話:再燃
児童福祉課の訪問で一旦は収まったかに思えた虐待も、役所が弱腰になったとたん再燃し始めます。
さらに、中学生で大人の体つきになりつつある花関巴絵に対して、劣情を抱く副院長の黒浜晃宏が部屋にカギをかけて襲おうとします。
虹川聖がとっさの判断で非常ベルを鳴らし、性的暴行から救います。ですが、それは一時的なものでしかありませんでした…
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