5巻では、新・ちいさいひと4巻から続く「エピソード4」施設内虐待編の後編が収録されています。
本来、子供を保護する立場にある児童養護施設で、刑事事件にまで発展する虐待や犯罪行為が行われていたという、前代未聞の異常事件です。
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新・ちいさいひと5巻【施設内虐待編】第6話:会いに行こう
「このままでは翌日、副院長に花関巴絵が強姦されるかもしれない」という危機感が強まります。
そんななか匿名掲示板でのやり取りを思い出す花関巴絵。
花関巴絵が独り言のようにつぶやいた「諦めないで…信じられる大人もいるから」という言葉に、雪尾真宙は「どこかで聞いたことがある…」と記憶をたどります。すると、子どものころに児童相談所の人から「大丈夫…信じられる大人もいるから」といわれたことを思い出します。
そこで、青葉児童相談所の相川健太の事を思い出すのです!
今すぐ青葉児童相談所の相川健太に会いに行く事を決めた3人ですが、出発する前に院長に見つかってしまいます。
何とか逃げ出すことができた3人は徒歩で100km離れた青葉児童相談所に向かうのですが、副院長の黒浜晃宏に後を付けられていたのです。
新・ちいさいひと5巻【施設内虐待編】第7話:もう一息
24時間近く歩き続けた3人が、もう少しで青葉児童相談所につけると思った矢先、副院長の黒浜晃宏たちがバイクで姿を現します。
虹川聖たちは捕まらないように3人バラバラに逃げることに。
花関巴絵と雪尾真宙は合流し、青葉児童相談所にたどり着くのですが、そこには匿名掲示板で連絡を受けていた相川健太が待っていてくれたのです!
仁籠院での虐待の内容や役所などが取り合ってくれない事などを相川健太に伝え、虹川聖を探しに行こうとした刹那、虹川聖が仁籠院の副院長といっしょに青葉児童相談所に姿を現します。
虹川聖は「副院長と話し合ったら分かってくれたよ。大丈夫、もう全部話はついたからさ。二人とも…仁籠院に帰ろう!」と思いもよらない事を言いはじめます。
虹川聖にいったい何があったのか…⁉
新・ちいさいひと5巻【施設内虐待編】第8話:言えなかった一言
実は、バラバラになって逃げ去時に、虹川聖は副院長の黒浜晃宏たちに捕まり、余計なことをしゃべらず仁籠院に帰れば次の事を約束すると言われます。
- もう暴力は振るわない
- トモ(花関巴絵)には手を出さない
- ヒロ(雪尾真宙)を高校に行かせる
さらに、約束する代わりに、副院長の黒浜晃宏は虹川聖との肉体関係を求めます。そうすれば必ず約束を守ると…
自分が犠牲になればみんなを守ることができる…そう考えた虹川聖は仁籠院に帰ろうと言い始めていたのです。
でも相川健太は諦めません。必ず助けると熱い思いをぶつけます。そんな思いに心を動かされた虹川聖は
たすけて…!
と本心を漏らすのです。
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新・ちいさいひと5巻【施設内虐待編】最終話:一人じゃない
青葉児童相談所で保護した3人から詳しく話を聞き、仁籠院を刑事告発することに決めた相川健太。本来は身内である児童養護施設を告発するという最終手段に出ることになります。
後日、弁護士を伴って、児童福祉司の相川健太と青葉児童相談所所長との連名で、刑事告発する旨を仁籠院に伝えに行くのですが、想定通り仁籠院から反発を受けます。
そこで、事前に声を掛け駆けつけてもらったマスコミの前で、虐待を受けた子どもに証言してもらうことに。最終的に虹川聖が自身が受けた虐待の証拠を公開します。
その証拠とは…!?
そうして虐待の内容が次々と明らかになり、院長と副院長は逮捕されそれぞれ実刑判決を受けることになります。
事件は解決しましたが、青葉児童相談所の相川健太に重大な人事異動が待っていたのです…!
施設OG座談会
この巻の最後に、この話のモデルとなった元園生3人へのインタビュー記事が掲載されています。
3人とも顔写真を公開してのインタビューとなっているので、架空の記事ではないことが分かります。
この記事を読むと、実際に行われていた虐待は、漫画の内容よりも何倍も酷かったことがわかるのです。赤裸々なインタビューなのでご自身の目で読んでいただければと思います。
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