ちいさひと第6巻の後半に収録されているエピソード7は、性的虐待をテーマにした物語です。
母親の再婚相手から性的虐待を受けると言うケースはよく耳にします。義理の父親の魔の手から逃れるにはどうすればいいのか。人に相談しずらい内容だけに深刻ですし、これが精神的に大きなダメージになることは間違いありません。
性にまつわる問題を正面からとらえた問題作です。
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・浜村桃香(15歳)
・桃香の母親
・鳴海:義父
・谷本涼介(15歳)桃香の彼氏
・相川健太:児童福祉司
・塚地誠:児童福祉司
・大場聡子:児童福祉司
小さい時に父親を亡くし、母親と二人で生活してきた桃香。
その母親が再婚することになり、義父になる予定の鳴海との同居生活が始まります。
性格も穏やかそうで、いい人に思えていた鳴海でしたが、少しづつおかしな言動が目立ち始めます。
最初は、桃香がお風呂に入っていた時に「カシャッ」っとカメラのシャッター音のようなものが聞こえましたが、気のせいかと思うていどでした。
母親が看護師の夜勤で家を留守にしている夜に桃香がお風呂に入っていると、またカメラのシャッター音のようなものが聞こえ、直後に鳴海が「桃香ちゃん・・・一緒にお風呂に入らない・・・?」とお風呂に入ってきて服を脱ぎはじめます。
桃香ちゃんが「出て行ってください!!」と必死で叫ぶと、鳴海は諦めたようにお風呂場から出ていきます。
その後、自分の部屋で勉強をしていると突然部屋のドアが開き、鳴海が「お風呂・・・一緒に入るのが嫌なら・・・、一緒に寝るのだったらいいよね・・・?」と言いながら部屋に入ってこようとします。
桃香はなんとかドアを閉めて、物置を置いてドアが開かないようにしたまま、眠れない夜を過ごします。
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卑劣な義父・鳴海の性的虐待の結末
桃香の変化を最初に感じ取ったのは、彼氏の涼介でした。
義父となにか問題があるに違いないと思った涼介は、桃香と一緒に児童相談所に行き、相談することにしました。
桃香ちゃんの話を聞いた大場(児童福祉司)は、話の内容から「緊急受理会議」を開くことを提案します。
そこで、桃香ちゃんの母親と義父を児童相談所に呼び、お互いの話を聞いたうえで一時保護をするかどうかを決めることになりましたが、義父(鳴海)はのらりくらりと話をごまかし、桃香ちゃんの部屋に鍵付きのドアノブを付けることで話を決着させてしまいます。
後日、桃香ちゃんの部屋に鍵がついたことを確認した児童福祉司たちは、ひとまず安心して戻りますが、その日は母親が最後の夜勤で家を留守にする日でした。
鍵をかけていたので安心して勉強していた桃香ちゃんの部屋に、隠し持っていた合鍵を手にした義父・鳴海がドアを開けて部屋に入ってきます。
鳴海は「一緒にお風呂に入ろう」と執拗に迫り、以前隠し撮りした桃香ちゃんがお風呂で裸になっている写真を見せ「こういう写真が表に出るのは嫌だろ?」と脅してきます。
桃香ちゃんに電話をかけてもつながらないので、心配になった涼介が桃香ちゃんの家に来ると、桃香ちゃんの部屋の窓から、鳴海に乱暴されそうになっている桃香ちゃんの姿を見つけますが、オタオタするばかり。
そこに、児童相談所から帰宅途中に桃香の家に立ち寄った健太が現れます。
ドアノブの鍵のことで嫌な予感がして、立ち寄ってみた健太。
玄関には鍵がかかっているので家に入る場所がない。。そのとき健太がとった行動は!?
桃香ちゃんは性的な辱めを受けることなく助け出されるのか!?
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