ちいさいひとの第1巻に収録されている「エピソード1」は、児童虐待のひとつ、母親の育児放棄、いわゆる「ネグレクト」をテーマにしたエピソードです。
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・佐藤莉子(りこ)(6歳)
・佐藤愛莉(あいり)(2歳)
・宮佐藤涼子:母親(29歳)
・相川健太:児童福祉司
・塚地誠:児童福祉司
・長澤綾香:保育士
母親である佐藤涼子(29歳)は、男遊びにかまけて自分の子供の世話を全く行いません。
娘の莉子(りこ)ちゃん6歳、愛莉(あいり)ちゃん2歳は、家の離れの一室に閉じ込められた状態で、母親が持ってくるファーストフードを与えられています。
おそらくお風呂に入ることもできず、服を着替えることもできないまま外の世界から隔絶されて放置されています。
扉には鍵がかかっているので、外に出ることもできないので、部屋の中は大量のゴミに埋め尽くされていて、その中には愛莉ちゃんの使用済みオムツもそのまま放置されている場面があるんですが、漫画にもかかわらず、思わず悪臭を感じるような描写に少し胸が苦しくなります。
愛莉ちゃんは、嚥下障害(食べ物をうまく食べたり飲みこんだりできない障害)を持っていて、お姉ちゃんの莉子が食べ物を与えようとしてもうまく食べることができません。
痩せ細って骨と皮だけに見える愛莉ちゃんの姿が、とても痛々しく描かれていて目をそむけたくなります。
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ちいさいひと:エピソード1の結末は?
児童相談所がこの家庭の異変に気づいたのは、愛莉ちゃんが1歳6か月児検診を受信しておらず、その母親とも会えないということを、保健所の職員から相談されたのがきっかけでした。
そこから、児童福祉司の相川健太や塚地たちが母親と連絡を取ったり、地域の住民に聞き込みをしたりといった懸命な活動で、母親と子供が一緒に生活していないという情報を得ることに成功します。
ついに警察立会いのもと児童相談所による立ち入り調査が行われることになり、部屋のドアチェーンを切断し部屋の中に踏み込むのですが、そこには動かない莉子ちゃんと愛莉ちゃんの姿が・・・
このエピソードの結末は、ぜひ作品でお確かめください。
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